さて、「入門」編の記述というのはこう見えて大変なハードルだったりします。過去の芸能文物に鑑みれば、基本の一編こそその道を究めた達人の書くべきものなのですから（そうなのです）。そんなわけで最初から逃げを打っときますが（笑）、これから書かれるのはそれほどの達人のものではありません。ちょっと見てみて良さげだと思ったところは真似してみて下さい、くらいで。
一方、これは大まじめに前置きしておきますが、これから書かれるのは最も効率が良かったり、「最強最速」を目指したりするためのものではありません。より狩りを長く楽しんでいくための、というものです。武器の選択・防具の選択も「最適」に関する尺度がちょっと変わっているかもです。「最強」の装備を揃えたこともなければ、「最速」の討伐なんかもしたこともない、でもMHP1以来３年にわたってただひたすらに狩りばかりやって来たハンターの目線、というのはこうなんです、ということです。
片手剣を使う
今でこそゲームスタートでアイテムボックスを覗くとすべての武器種が揃っているわけですが、かつてモンハンのゲームスタートといったら「ハンターナイフ（という片手剣があったのです）」一本からでした。中の人は別段懐古趣味というわけではないですが、片手剣を操る基礎を持っていることはハンターにとって大いにプラスになる、というのは本当です。
当面は片手剣を使う
といったわけで、当面片手剣を用いた狩りに特化してみて、その基本を学んでいきましょう。そういった意味では片手剣ノータッチでやって来たハンターさんにも参考になるかしら。
なぜ片手剣か、に関してより詳しくは先々書きますが、今は「狩りの全局面」を見渡しやすい、行いやすい近接武器である、と思っていただければよろしいかと。
初心者演習
ではゲームスタート。
まず初心者ハンターは訓練所のアツい教官のもと（笑）で、初心者演習を行うことになります。
雪山を舞台に生肉を納品するのにはじまり、肉焼き、採取、調合、運搬、討伐（捕獲）といった具合に基本を学ぶわけですね。これは非常に良くできてますので、丁寧にしたがってやれば良いです。
教官の夕食だそうな
ところでこの教官の台詞に注目です（間違ってもビョンビョン飛ばし読みしないように！）。初めての方は「ナンじゃこりゃ」くらいに思うかもですが、先へ行ったら必ず「懐かしく」なります（笑）。変なこと言ってたらメモしておいても良いくらいですよ？
さて、この演習でのちょっとした先走りスタートを。
演習中にフィールドで入手したアイテムは村へは持って帰れません（教官が「許せ！」と言ってましたね）。んが、「清算アイテム」に限っては換金・換ポイントの対象になっています。「清算アイテム」に関してはいずれ詳しくまとめますが、ここでは雪山３番が解放されたら「タマゴ運び」をやってみましょう。
よいしょ、よいしょ
演習クエストにもそのものの課題があるのですが、それ以前からこのタマゴは運べます。３番の倒木の上にタマゴがありますね。ここをあさって（笑）、入手できたら運搬。あ、事前にこのエリアのギアノスは倒しておきましょう。ルーキーナイフ（演習で使っている片手剣）は優秀なので、数回斬りつければ倒せるでしょう。また、タマゴをあさる前に必ず携帯食料なりこんがり肉なりでスタミナをMAXにしておきましょう。
実は演習中無限に採れる
運搬中にハンターにできることは「歩く」「走る」の二つのみ。武器を出したり、回避行動をしてしまったりするとタマゴを落として割ってしまいます。また、「走る」状態でスタミナがつきても割ってしまいますのでご注意。
運搬ルートは３番から５番に出まして、３番の上のルートへ再侵入（５番ランゴに注意）。あとは２番に出て崖降りるだけですね。
崖を降りる
２番の崖を降りるのにコツが要りますが、最初の踊り場を左端から降りて、後はカメラを最俯瞰にして一番高低差のない次の段に降りれば運べます（タマゴは高すぎる飛び降りをすると割れてしまいます）。
キャンプへたどり着いたら赤い箱の前で納品。このときどのボタン押すんだっけ？で間違えて□とか押しちゃうと納品目前でタマゴが割れちゃいますのでご注意（納品は○ボタンです）。
そんなこんなでタマゴ１個700z(pt)になりますね（ptはポッケポイント）。採取・調合・討伐演習で運べるので、これだけで2000zを超えるゼニーを上乗せスタートすることができます（実はこのタマゴ演習中無限に採れるので、荒稼ぎも可能です…んが、そうなるとちょっと趣旨が違いますので割愛）。この後村長さんのくれる支度金が1500zであることを考えると中々貴重な財源と言えるでしょう。
最初のクエスト
演習が終わったらいよいよ村クエスト突入です。
ここで、最初に目指す片手剣が何か決めてしまいます。その片手剣は「ドスバイトダガー」。演習のラストに「ドスギアノス」というのがいましたが、あれの青い体に赤のとさか、というのがこの後出てきまして、そいつを「ドスランポス」と言います。その素材で強化できる片手剣がドスバイトダガーなんでして、序盤で作製できる片手剣の中では非常に優秀です。極端な話、ちょっとした使い手ならそのドスバイトダガー１本で村下位終盤まで進めちゃうほど優秀ですね。
ドスバイトダガー
が、この片手剣は今手持ちのボーンククリからは派生できませんで、新しく鉄系の片手剣（ハンターカリンガ）を作らないといけません。
といった含みがあっての村クエスタート。最初は「雪山草摘み」ですね。
まずクエストの受注ですが、村長さんのところでの受注ウィンドウを見ながらページをめくって、クライアントの発言を良く読んでおきましょう。いや、クエストの履行には何ら関係ないのがほとんどですが、ここを毎回読んでいくというのはハンターの財産です（大まじめ）。例えば今回ネコートさん（村上位）クエストのここの欄にはこれまでのシリーズをやって来たハンター達が「ニヤリ」とするネタが満載されているのですが、ここを読んでこなかったハンターさんはなんだか分かんないわけです。
依頼者の台詞を聞こう
このクエスト、雪山草そのものを集めるのには何ら難しいことはないでしょう。今着ているであろうマフモフシリーズならば、頭を外しても寒さ無効【大】がつくので、スタミナが急速に減ることもないですし（寒いところではスタミナが急速に減る）。ということで雪山草は自分で探していただく（笑）として、ここで注目なのが「採掘」。上の鉄系の片手剣を作って強化してゆくためにはいくらかの鉄鉱石などの鉱物が必要となるのですが、これを掘るのですね。
が、採掘に必要となる「ピッケル」というのを購入でまかなおうとするとこの段階では痛い出費となってしまいます。ボロピッケルなんか数回掘ったら壊れちゃう代物ですし。
そこでこのクエスト。実はこの「雪山草摘み」のクエストはフィールドのアイテム配置が「特殊」に分類されるクエストになってまして、通常の雪山とは違う「うま味」があります。まずは３番へ行き、エリアの写真の辺りで「棒状の骨」を拾います。
棒状の骨
この「特殊配置」の条件では、これが無限に拾えるのですね。とりあえずは20〜30くらい拾えば良いでしょうか。
同じく８番エリアの写真の位置では「石ころ」が無限に拾えるようになっています。で、この石ころと棒状の骨を「調合」すると「ボロピッケル」ができるわけです。
石ころ
ボロピッケルはすぐ壊れてしまいますが、素材がたんまりありますので、調合しながらどんどん掘り進んでいけます。上にあげた数の棒状の骨・石ころがあったら雪山のすべての採掘ポイントを掘りつくせるでしょう。
また、今後ピッケルが普通にお店で買えるような懐事情になるまでは、この雪山草摘みクエストで骨と石ころを大量に拾って来て各フィールドの採掘に赴く、というのが良いです。これ書いてる中の人なんか未だにこれやってますしね（ケチ）。
ところで武器の方ですが、ハンターカリンガ→ハンターカリンガ改というところで鉄鉱石×４・円盤石×１が必要ですね。うまく行ったら雪山草摘み１回でたりますし、２度行けばまずできるでしょう。
お次のアサシンカリンガに強化できると飛竜クラスとも戦えますが、「大地の結晶」が雪山では出ないので、☆２クエストで密林が開放されるのを待ちましょう（マカライトは雪山でも低確率ながら掘れる）。もっとも農場で最初から掘れるので、そこで必要数が出るようなら強化してしまって良いでしょう。
こいつが出たら逃げる（笑）
といったところで。村☆１のクエストは特に難しいことを知らなくても行き当たりばったりで斬りつけていればどうにかなりますでしょう。途中おっかないのがいますが、くれぐれも手を出しませんように。P2を1500時間以上やってる中の人でも未強化のマフモフシリーズとハンターカリンガ改では下手うつとしくじります。
さて、では次回はこの片手剣に関する基本的な知識とともに、最初のボスモンスター戦を戦っていきます。
