「Gクラスチケット」において八面六臂の大活躍を演じているメテオバスター。んもう最初にメテバス一本用意しとけばOK!とか言っちゃって、ほんとに大丈夫なのかしら、ってなもんでしたが、見事期待に応えて☆8を終了しちゃいました。
しかし、このヘビィの真骨頂は、あのGクラスチケットの一歩先にあります。
装填数の多さ、装填速度の速さは、それだけでハンターの負担を肩代わりしてくれています。
メテバスはそそのかします。
「その辺はこっちに任せて、一歩踏み出してみろよ」
やはり、岩陰から撃ってるだけ、高台から撃ってるだけでは、モンスターは単なる「スコア」にしか見えません。あるいは「素材」にしか見えませんな。
それが、その岩陰から一歩を踏み出したとき、その高台から飛び降りた時、奴らは「ニヤリ」と笑います。
「踏み込んだな、小僧」
ディアが、ティガが、あるいはレウスが「スコア」から生身を持った好敵手に変貌する瞬間です。
ハンターはいつだって必死です。必死なのがハンターです。
目の前に遮るものがなくなった時のモンスターたちのなんとデカイことか。逆にハンター自身のなんと小さいことか。
もちろんはじめはいいように蹴散らされるでしょう。荒れ狂うモンスターの猛攻を前に、ただただ逃げ回るのが関の山になるかもしれません。
でも一発。そしてもう一発。
その時、ハンターは知ることになります。クエストクリアのための一発よりも貴重な一発があることを。その一発がクエストを成功へ導かなくとも、それは明日へつながるのだということを。
その一歩を踏み出す時、手にしているのはこのメテバスでありたい。
あのすべてを削り落としたシンプルな形状は、ハンターの揺るぎない「折れない心」の象徴です。
「踏み込ませるヘビィ」
今日もどこかの狩り場で一人のハンターがこいつを手にその一歩を踏み出しているかもしれませんね。
そして、次に一歩を踏み出すのは…。