最初に指摘しておきますが、サポートを行うにあたってガンナーになる必要というのは絶対ではありません。というよりも別にボウガンはサポート武器としてデザインされているわけではありません。ボウガンの特性というのは中の人の経験・知識の蓄積を反映させやすい武器である、という点です。すなわちボウガン初心者がボウガンをサポート武器として扱うというのは本末転倒です。
逆に中の人の経験則に関わらず「魔法のように」サポート効果が出せる武器が狩猟笛です。攻撃力の上がる旋律を演奏すれば攻撃効果は劇的に上昇します。これは対象となるモンスター・クエストへの経験・知識とあまり関係なく発動させることができる力です。
ということでそもそもガンナーを選択する必要があるのかどうかを良くお考えになった上で以下をお読みください。
最強のサポートアイテムは…
武器や防具の選定以前に、まず当たり前の点を確認しておきます。
サポートをしていく上において、もっとも頼りになるもの、それは「経験値」です。対象となるクエストを成功させた経験、対象となるモンスターを討伐した経験の数が一番のよりどころです。
しかも、ただ目の前のモンスターをボコって倒した、という経験では心もと有りません。移動パタンはどうか、移動先はどこか、そこにいる雑魚は何か、どの武器でどのくらいで掃除できるのか…そういった「意図的な観察」の積み上げが必要とされます。
また、サポート対象となる武器を使っての討伐経験も重要です(この場合ガンス)。自分がその武器(あるいは武器種)でそのクエストを履行しているならば、どこに危険が有るのかあらかじめ予想することができますし、現在どのくらいのペースで進行しているのかもわかりますね(この「現段階の削り具合」の把握は非常に重要です)。
では、その辺りをふまえつつ。
ぶっちゃけますと
今回のケースのように、メインアタッカの火力が心もとない(笑)場合にもっとも重要なのは、最悪「こちらでソロ討伐できる」状態であること、です。すなわちサポートに特化した武器の選択は当面除外されます。
もちろん「ソロ討伐できるかどうか」は武器だけの問題ではありませんが、とりあえずここでは「そこそこの腕があるなら、上位のあらゆるクエを討伐してのけられる武器」という選択で行きましょう。
ヘビィボウガン・クイックキャスト改
最強の万能銃です。サポートを視野に入れた場合ディスティより優位にあります。特にP2のクイックキャストは回復弾とすべての状態異常系の弾のL1.L2が撃てます。攻撃系の弾もメインとなる貫通L1.L2、通常L2などをストレスのない装填速度で扱うことができます。滅龍弾を除くすべての攻性属性弾を撃つことができる、という点も破格ですね。どれか1丁だけあげろ、というならばこれ1点です。
前作(P1)では最難関レベルのクエスト「熱風と落雷」をクリアしないと作れなかった銃ですが、今作ではキリン討伐は比較的楽ちんですから武器の作製難度も問題ないでしょう。
ライトボウガン・ダークフリルパラソル
あまりボウガンに縁のない方はネタ武器の一種くらいに思ってるかもですが、ダークフリルパラソルは掛け値無しに最強クラスのライトボウガンです。ただし作製にあたっては黒龍討伐の必要があります。サポート面としては回復弾とすべての状態異常系の弾のL1.L2が撃てます。ただし攻撃面で貫通L2が撃てない、という点が少々ネックですね。この点やや攻撃力は落ちますが、ピーチフリルパラソルですと貫通L2が撃て、同様のサポート弾種が扱えます。赤フル倒せば良いので作製も容易ですね。
また、ほぼ同様のパフォーマンスの出せるライトに「繚乱の対弩」がありますが、攻撃面の主力となる貫通L1が速射になってる点が問題です。
まずはこの2点が最有力候補でしょうか。もっとも武器というのは一番キモになるのは「好み」なので、これらを基準にあれこれ見比べて決めるのが良いでしょう。一応名前を挙げておくとヘビィでは「グラン・ダオラ」「バストンウォーロック」「ヘビィバスタークラブ」、ライトではリオス系・マジナイランプ・大穴でアイルーヘルドール(スロット数3)などがあるでしょうか。
あ、ひとつ重要な点ですが、対象をガンランスにしぼって言うと「睡眠弾」を扱えることが重要だと思います。おそらく寝かせるのが竜撃砲を最高に活用する手段となるでしょう(詳しくは後半で)。
ヘビィかライトか
そもそもヘビィとライトのどちらが良いのか、という点ですが、これはもう単純に好みの問題です。P2のモンスターの体力ならば、ライトボウガンでも問題なく討伐できます。もっともGクラスでどうなるかは未知ですが。
ライトボウガンは武器の出し入れ、武器出し中の移動が軽快ですので、ボウガンに不慣れでも扱いやすいでしょう。ただ当然火力は相対的に低く、扱いづらい「速射」がどの弾種についているか気をつけなきゃいけない、という点は注意。また「シールド」がつかないので咆哮が命取りになる相手(赤フル・グラ・ディア)には要注意です。
一方のヘビィは最初にもらえるボーンシューターでアカムが討伐できちゃうという火力が魅力ですが、扱いは難儀です。武器の出し入れに非常に時間がかかる上に移動は前転です。ただシールドという便利仕様があるので咆哮や閃光をガードし、味方を撃って硬直・ピヨリを解除する、という芸当ができますな。
でも結局のところ、この辺りの選択は実際狩りをしてみて決めるしかないでしょう。
防具
まず、ガンナーにとっては防御力なんかは気休めです。そもそも近接防具の半分の防御力しかありませんで、アカムガンナーを揃えてもせいぜい240くらいです。2連続ででかいの食らったらアボンである点はアカム防具だろうがクック防具であろうが同じと言えば同じなので、防御力に関しては「とりあえず即死はしない」くらいを基準に考えれば良いでしょう。
さて、で防具なんですが、これはもうサポートのスタイルとほぼイコールとなるので、1点推しというのはナンセンスです。と、いうことでどんなスタイルがあり得るのかから見ていきましょう。
回復主体
まずは徹底して回復していくことを主眼としたスタイル。スキル的には「広域+2」の発動が前提となります。広域の+1と+2ですが、
広域+1:薬草・回復薬・怪力の種・忍耐の種を服用すると半分の効果を同フィールドの仲間に与える。
広域+2:薬草・回復薬・怪力の種・忍耐の種を服用すると同等の効果を同フィールドの仲間に与える
解毒薬による解毒効果も広域化できますが、これは両方同じに完全解毒ですね。
ま、これだけの違いがありますんで、実戦上で役立たせるには+2でないと、というのがお分かりでしょう。
で、これのつく防具となりますと…
フルフルU
広域回復の代名詞ですね。重鎧玉強化まですると総防御力200とかなりのものです。またUタイプですのでスロット数も多いです。追加スキルを装飾品で発動させていく工夫ができますね。
ヒーラーU(ガーディアン)
名前の通りに広域がつきます。ただし+2発動には装飾品の大量追加が必要です。
重鎧玉強化で総防御力200。
はじめに述べたようにサポートというのもガンナーに限る必要はないわけで、近接武器でのそれを視野に入れた場合はこのヒーラーUは万能に使えますね。
この辺りが代表的ですね。あと広域ポイントがつく防具としては「忍・海」なども。気配にマイナスがつくので、後述の挑発と組み合わせる工夫ができますね。ヒーラーUにもつきますが…ポイントとスロットから言って両発動はできないかしら。
回復弾特化
回復弾の運用に特化していくという場合大穴となるのが「回避性能+2」です。
いついかなるときでも回復弾を撃ち込むのだ!という場合、非常に重要なタイミングは大概自分も危険です。例えばディアの突進を前転の無敵回避で躱すつもりでないと撃てないタイミングというのがあるわけですが、この時回避性能がついていると地獄が天国になります。無論そんな危険をおかすよりも広域使った方が良いのですが、「回復弾」を撃つ、それが俺のジャスティス!というのであればご一考を。
ゲームメイク主体
こちらはビッケもまだまだこれからの領域なので、考えられるスキルなんかを列挙。
自動マーキング
何気にサポートスキルです。ただ、モンスターの位置がわかる、というよりも非接触時の動きから次の移動ポイントを割り出す、というリアルスキルが発揮されてこそでもあります。
ツーマンセルによるコンビネーションプレイ、という線に主眼を置くならば戦略構築の要にもなるでしょう。
挑発
こちらが常時タゲになる、という状態にできれば味方の負担は一気に軽くなります(本人はひらりひらりと躱せないといけないですが)。ボウガンの場合高台などの地形の利用でタゲになりつつ安全、というポジションも取れますので、工夫のしがいがある分野ですね。
耳栓・高級耳栓
ライトボウガン使用の際には相手によって必携スキルとなります(グラ・黒ディア・赤フル)。ガードに失敗した味方を射撃で硬直解除する、というのは基本の一手ですね。ヘビィ使用でもシールドでのガードから間に合わないようなら、シールド外して耳栓頼り、という選択もありです。
攻撃力強化系
怯み貯金によるモンスターのコントロールが劇的な効果を発揮するケースでは、この辺りをつけてしまうのも手です。
味方にカウンターがいかないように怯ませる、のみならず
ガノ…水中への逃走を阻止する
フルフル…瀕死時の逃走を阻止する
ゲリョ…狂走を阻止する
飛竜一般…突進止め
等々、できることはどんどん開発できます。
状態異常強化
麻痺・睡眠はガンランスの竜撃砲の有効度を上げます。このスキルで上がる蓄積値はごくわずかですが、そのわずかな差で1回多く状態異常にできるチャンスが増える相手もいるかもしれません。特にガンランスで相手をするのが困難な動きの速い相手では、考慮の必要大です。
もっとも竜撃砲のどのヒットが睡眠時の3倍化に該当するのかが良く分かんないんですが、大タルGとの組み合わせなどとするととんでもないダメージを与えられますね(大タルG3倍化ダメージの直後に竜撃砲が入るようにする、とか)。
無論この辺りも相手となるモンスターの特性を良く知った上で、というのが重要です。フルフルなんか麻痺させても数秒ですんで、ガンサーがもたもたしていたら逆に危険を招くかもしれません。
といったとこで。
もとより中の人もこの系統に関して端緒についたばかりの門前の小僧ですんで、より具体的なノウハウはP2Gの序盤で工夫されていくこととなるでしょう。具体的な運用技術に関しては良く出てきていますさふぃ氏のところなどを参照するのが良いです。
大体ですね(ここから超私信)、ひめのサポートを如何とせん、という点に関しては詩人さんが工夫してあたしに教えてくれないといけないんだと思うんですよ?そのことを努々お忘れなく(笑)。